COVID-19ワクチン接種会場誘導サイン計画
新型コロナウイルス感染予防という、予測ができなかった社会状況の変化。しかもその状況は刻一刻と変わり続けています。私たち市民は「withコロナ」「新しい生活様式」など次の時代を見据えた社会概念の変化を受け入れつつ、感染予防を最優先とした日々を過ごしています。
そんな時代に適切なデザインとは何か。特にパブリックサービスにおいて重要な広報を担う啓蒙メディアや館内のサイン計画など、デザインでできる力を最大限に活用しました。
受け取る人が迷うことなく可能な限り誤解の少ない表現で、迅速に情報を届けること。この2年以上に及ぶ期間、指定管理を受け持つ公共施設において、私たちは利用する市民のみなさんがリスクを避けて、安全安心な利用をできるよう、発信タイミングや内容をグループ内や行政担当者と丁寧に確認をした上での情報発信のあり方を開発してきました。
館内での「新しい生活様式」に準じたマナーやお願いを掲載したポスター掲示などの展開、公式WEBやSNS、配布メディアなども活用した、利用における最新の情報やルールの発信、その全ての情報が最速で市民に届くシステムの構築に大きな労力をかけてきました。
また、ワクチン接種会場となったさいとぴあにおいては、さらに多くの利用者を正しく誘導するサインの展開なども実施し、デザインを活用した市民・利用者のリスク回避と安全安心な利用をサポートし続けています。これらの情報デザインは、多くの公共施設でも参考にしていただき、市民の安心の基礎となりました。