#PublicDesign

Fukuoka City Rinkai 3R Station
Public Relations

テーマ型公共施設に付加価値を生み出す仕組み

臨海3Rステーション(運営、広報)

福岡市臨海リサイクルプラザ(愛称:臨海3Rステーション)は、市民の活力を活かし「ごみ減量・リサイクル活動の輪」を広げることを目的として設置された施設で、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に関する情報と、体験の場を市民に提供するというテーマに特化した施設です。
しかし同施設は、経年による施設自体の老朽化や、主に館内で展開するプログラムの形骸化もあり、内容の見直しも必要な時期にきていました。
私たちは、この施設の情報をデザインすることで、施設の価値を見直し変化に対応できる場づくりを担当しています。これまでの課題を確認するためのリサーチやヒアリングに十分な時間をかけ、発信力の向上と現場の品質の向上を重点項目として取り組んでいます。特に環境啓発のためのテーマを持った季刊発行の広報誌「イーコト」を発行やそれにつながる形での大型イベント「イーコトフェスタ」など、プログラム自体が有機的につながることをコンセプトにした運営を提案しています。
そして、さらに社会状況を見てみると環境問題への配慮、サスティナブル(持続可能)なシステムへの対応、そしてSDGsを意識した学びの機会など、この施設が担うべきテーマはむしろ拡大しているといえます。福岡市民にとって本当に必要なコンテンツを編集し提供することで、この施設の変化に良い効果を提供したいと考えています。