#PublicDesign

Orio Station Street Furniture Making Workshop

折尾駅のまちびらきに地元大学生と「にぎわい」を生み出す

新たなまちのシンボルを、これからの市民のプライドに

旧駅舎の解体から10年が経過し再建された折尾駅舎と駅前広場。その完成を広く市内外にPRするとともに、これからの折尾のまちづくりの機運を高め、折尾地区のみなさんに愛着を持ってもらうための「まちびらきイベント」での参加型ワークショップイベントを企画・実施しました。このイベントのコンセプトは「多様な接点が生まれる機会」と定め、新しい折尾駅舎と駅前広場が市民にとっての活動の場、コミュニケーションの場でもあることを周知することでした。

その第一歩として、近隣の建築系大学生サークルであるトニカの皆さんとともに、折尾駅の活性化につながるオリジナルのストリートファニチャーを考え、そのモックアップをつくるワークショップを行いました。トニカのみなさんには、アイデア出しから設計、模型づくり、1/1モックアップの作成まで、制作にかかる全てのプロセスを体験してもらい、作品の完成までこぎつけました。制作プロセスを通して、折尾というまちへの愛着も湧いていたようです。

また、まちびらきイベント当日には、学生さんが制作したファニチャーと、私たちがデザイン・制作した什器を合わせて活用し、コミュニティカフェ「キッサ折オ」を運営しました。ここでは、地元の方や駅の利用者などが気軽に参加できる新駅舎のぬり絵や、ゆるキャラを考えるワークショップを実施したり、さわやかなドリンクなどを提供し、かつての折尾駅や新しい折尾駅、そして駅前広場について、改めて考えてもらう機会を創出しました。