大野城市では、南・中央・東・北の4つのコミュニティを軸に、市民主体のまちづくりが進められています。そこには、市民だけでなく、地縁団体や商店などの事業者、高齢者や学生、行政職員など、多様な立場の人々が参加し、まちの将来像や地域課題に向き合っています。
私たちはこれまで、そうした現場において、ワークショップや研修などを継続的に実施してきました。アウトプットの形もさまざまで、意見を集約して今後の計画に活かす場もあれば、行政職員と市民活動の接点をつくる研修の場もあります。また、その成果も、市のマスタープランへとつながるものから、コミュニティ全体の制度設計、市民によるまちづくり計画まで、多様な視点とスケールで展開されています。
こうした現場に同時に関われることは、一つの自治体における地域自治の「育ちの瞬間」を目の当たりにできる貴重な機会です。今後も、これまでに培ったまちとの接点を活かしながら、関係性を深め、地域自治のさらなる醸成へとつなげていきます。