ローカルで「グッドデザイン」に触れ、考える機会づくり
Creating Opportunities to Encounter and Reflect on Good Design in Local Communities
「良いデザインにふれる機会を、もっと九州に。」
そんな思いからはじまった自主プロジェクトが『GOOD DESIGN Q(グッドデザイン九州)』です。
日本でも有数の著名なデザインアワード「グッドデザイン賞」を、九州というローカルな視点で見つめ直してみようというチャレンジです。
グッドデザイン賞は、近年ではプロダクトや見た目の美しさだけでなく、社会的な取り組みや活動など、かたちの有無にとらわれない広い意味での「デザイン」にも光を当てています。私たちも、「人が何かの理想や目的を実現しようとする営み」そのものをデザインとして捉え、その質を丁寧に評価していこうとするこの姿勢に、深く共感しています。
このプロジェクトは、公益財団法人 日本デザイン振興会、株式会社 九銘協との共催で進められ、2023年1月には福岡市美術館にて展覧会を開催しました。会場には、九州で生まれたグッドデザイン賞受賞作品76点に加え、関連資料や模型、実物なども集まり、地域ならではの豊かなデザインの姿を紹介しました。
また、出展者同士が交流できる場を設けたり、審査員の方をお招きした講演会を開いたりと、実際に「グッドデザイン」にふれ、学び、語り合える時間をつくりました。
展覧会以降も、日本デザイン振興会と連携し、グッドデザイン賞のことを知りたい方や応募を考えている方に向けた応募説明会の「福岡会場」の開催を企画・運営しています。これにあわせて、特別講演会も企画しています。世界で活躍するデザイナーや、受賞作品の仕掛け人をお招きし、その背景やプロセスにじっくりと触れられる九州では貴重な機会をつくっています。
グッドデザインを、もっと身近に。
そして、九州からもたくさんの「良いデザイン」が生まれていくことを願って、これからも活動を続けていきます。