Crik Press

CONTENTS

ふくおかメイドプロジェクト

WORKS

vol.13「シャボン玉石けん」

09.5.17

















13 シャボン玉石けん

究極の安全性を追求

私たちのまわりの福岡を代表する産品は、時代を重ね伝統を築いたものばかりではありません。今回は、現代の生活に安心と安全を届けてくれる「新しい県産品」を紹介します。
かつて「七色の煙」「死の海」と呼ばれ、深刻な公害と闘ってきた北九州市。1974年、その地から無添加石けんの製造・販売を始めて全国へと知られる存在になったのが『シャボン玉石けん』です。
この石鹸の誕生は、先代の森田光徳社長(故人)が、毎年悩まされていたご自身の肌の赤い湿疹に始まります。その原因が、自社のドル箱商品であった合成洗剤にあると知り「これではいけない」と決断、会社自体も大きな転換期をむかえます。安全性への信念のもと、赤字を覚悟での開発・研究の努力を重ね、良質の動物性・植物性の脂を使用した安全性の高い無添加石けんが誕生したのです。
洗浄力に優れ肌に優しい国産牛脂と、泡立ちに優れたパーム椰子の油などを主な原料に、香料・色素・酸化防止剤を一切含まない、究極の「せっけん」。一般的な石鹸との大きな違いは、“無添加”という言葉の通り、「素材選び」にありますが、忘れてならないもうひとつのこだわりは、その「製法」です。石けんを作るには、数時間で効率的に大量生産が可能な「中和法」が一般的ですが、『シャボン玉石けん』では、仕上がりに一週間を要し、時間と手間をかけて作る「ケン化法」を採用しています。原料を釜で混ぜ合わせ、反応と熟成を見極めるには、熟練の技を必要としますが、この製法だと肌がしっとりする保湿成分のグリセリンを残せるなど、安全性の高い石けんを作ることができるのです。
軌道に乗るまでの苦労は、開発だけではありません。時代は高度成長のまっただ中、便利で安価な化学物質が氾濫し、強力な宣伝力に支えられた合成洗剤や、色がきれいで香りが強い“添加物だらけ” の化粧石けんが消費者にうけている社会では、悪戦苦闘の連続だったそうです。
しかしこの時代、アトピーやアレルギーなどが増え始めたのも事実。本物を求める人たちの口コミによって売り上げも次第に伸び始め、人々の環境問題への意識が高くなった現在では、オーガニックな商品から、漂白剤や洗たく槽クリーナー、住居用のクレンザー、天然のミントを配合したハミガキまで、消費者のニーズに合わせた多様な商品を開発・販売しています。
『シャボン玉石けん』では、安全を提供する会社として、生み出される現場や技術について、工場見学などをとおし公開しています(※工場見学は予約制です)。常にユーザーの安全・安心を追求する努力、そこには全ての企業・メーカーの将来にむけた“あるべき姿”が見えてくるようです。


取材協力:
シャボン玉石けん株式会社
0120-4800-95

このプロジェクトの過去の記事

すべての記事をみる

ふくおかメイドプロジェクト

WORKS

西日本新聞「県産品ノート」第60号(12月20日掲載)は、&...

10.12.18

ふくおかメイドプロジェクト

WORKS

西日本新聞「県産品ノート」第59号(12月7日掲載)は、福岡...

10.12.5

ふくおかメイドプロジェクト

WORKS

西日本新聞「県産品ノート」第58号(11月18日掲載)は、海...

10.11.21

ふくおかメイドプロジェクト

PROJECT

西日本新聞「県産品ノート」第57号(10月25日掲載)は、知...

10.10.23

"文化"に関する記事

福岡市博物館ブランディング事業

PROJECT

 私たちは、福岡市博物館の広報誌である、福岡市博物館だより「...

18.4.5

地域コミュニティ活性化

WORKS

福岡市西区発行のメディア「西区バス旅」散策マップを制作しまし...

18.3.27

CRIKの仕事メディア

WORKS

当団体の”黄色い衝撃”!。CRIK ...

17.9.7

金印ロードプロジェクト

WORKS

うららかな春の雰囲気です。昨日から福岡城跡、舞鶴公園で始まっ...

16.3.26

©2018 NPO Community Reserch Institute of Kyushu.
タグ一覧
市民活動   NPO   デザイン   メディア   ローカル   まちづくり   文化   教育   空間   公園   アート   子ども   歴史   都市   環境   ブランディング      道の駅   健康