本年度も定期刊行物「Facata」のデザイン業務などお仕事を頂いております福岡市博物館。今年でなんと創立30周年という目出度い時節を迎えられるのですが。
実はその記念ロゴのデザインにも関わるなど、私たちも嬉しく思っていたのですけど、館内ショップの包装紙にまで使っていただいているとは…誠に冥利に尽きる限りです。祝いましょう!
そして今回、ご縁で2つの展覧会広報に関わらせていただきました。
ひとつは、博物館さんのとても大事な業務、市民からの貴重な資料を預かって保管や展示などを行うのですが、新たに預かった大切な品々を感謝とともに展示する「新収蔵品展」という毎年必ず秋以降のタイミングで行う独自企画展があります。今回その展覧会の広報用のチラシ・ポスターデザインを、もちろん学芸員のみなさまとともに行わせていただきました。毎年継続する展覧会なので、展覧会ロゴなどはしばらく使っていただけたり、愛されたりしたら嬉しいなと思っております。
そしてもう一つは、これも独自企画の特別展ですが、30周年記念展「ふくおかの名宝―城と人とまち―」の展覧会、こちらもチラシとポスターデザインを担当しました。博物館には国宝を含む文字通り「名宝」と呼ばれる資料があるのですが、今回は特別展ならではのラインナップが一堂に揃う、例えば黒田藩関連では「赤合子」と「一ノ谷」が揃う…ような話です。内容は是非博物館で!
…ということで今年の秋は、このよかとぴあ通り側の看板が、ほんとたまたまなんですけども新収蔵品展、記念展と常設展という関わった展示告知が並ぶという嬉しい状況になりました。私たちのデザインが、市民の宝を預かる場の盛り上げに役立っていたら幸せなことだと思っています。