「はたらく」というのは不思議な言葉です。
「かせぐ」とも少し違います。機械や道具が「きちんと機能する」ことも
「はたらく」と言われたりしますね。英語のworkにも「うまくいく、都合が良い」
といった意味があるようです。
はたらく=うまく機能する=最適化ということで、今回ご紹介するCRIKの仕事は
「はたらくふくおか」です。現役大学生が地元福岡の企業を訪問して、お仕事の
内容や働き方について、社長さんと若手社員の方に取材します。取材した内容は、
J-comさんの作る社長さんのインタビュー動画と、CRIKが学生取材班をサポート
して作る若手社員インタビュー記事からなるWEBメディアとしてアウトプットされます。
「企業」にとって、そして広く福岡における「はたらく」環境全体にとって
「最適」なコミュニケーション。コミュニケーションデザインを行うNPOとして
CRIKは「はたらくふくおか」を通じ、学生・企業とメディアや体験を作ることで
、就職そして「はたらく」の最適化に貢献します。
本事業に関する過去記事はこちらを!
【今年の交流会を開催!】http://crik.jp/index.php?id=339
【大学生募集!(※現在募集はありません)】http://crik.jp/index.php?id=310
【出演企業募集中!(※現在募集はありません)】http://crik.jp/index.php?id=309
それでは学生さんの取材はどんな様子でしょうか?
働き方改革が世間で騒がれていることもあってか、流石に本企画に参加してくれる
学生さんたち、「はたらく」についてとても意識的です。取材に行く前に質問内容を
決める打ち合わせでも、日々のはたらく環境について、とても現実的な内容が出てきます。
日々の生活から縁遠い職業では、質問もインタビューの流れを事前に想像し辛い時もあります。
それでも会ってお話を聞けば会社のHPからは見えてこないようなエピソードがたくさん。
初めてお会いする社会人の方にお仕事について詳しく聞くことも、ましてや
社長さんに会ってインタビューをするなんて、学生生活では滅多にないと思います。
ですが、百戦錬磨の社長さんの優しいリード、真摯に向き合っていただける
若手社員さんの姿勢によって、最後は打ち解けて本当に聞きたいことを事前に
用意した質問から展開させてインタビューしていました。
学生さんが「知りたいこと」について一番よく知っているのは学生自身です。
だけれど「知っておくべきこと」とは少し違うのかもしれません。
そこで「編集」が必要になってきます。
CRIK職員から「せっかく社員さんからお話いただいたから全部伝えたいかも
しれないけど、ここは心を鬼にして、本当に伝えたいことが効果的に伝わるように、
それ以外を大胆に削っていくのも大事だよ」とアドバイス。
?
インタビューの内容をよく咀嚼して「ここだ!」というところを選んでいきます。
日頃から多く学生さんと接する、本事業の共働パートナー福岡市の産学連携課の
方からも、「え、福岡の企業にも普通に就職できるんですか?」といった
衝撃(!?)の反応が学生さんから返ってくることもあるそう。就活生の目は
東京・大手にばかり向いている現状があるようです。でも「はたらく」って
それだけではないはず。学生さん自身も、サポートする大学の就職支援課も、
各種Webサービスも、注目していない・追い切れていない「はたらく」が
ここ福岡にたくさんあるはず。それをリアルな選択肢として学生に知っておいてほしい。
(事業の成果)
本事業は今年で3年目。例年参加してくれている学生さんもいて、
「実際にこの会社で働いてみたい」という思いが取材の中にアドリブで出た
質問から感じられました。取材に行った会社のインターンに参加する学生さんもいます。
企業様からの逆取材も。
(その様子はこちらhttp://linefukuoka.blog.jp/archives/79828750.html)
「はたらくふくおか」へ込めた思いが少しづつ芽吹き始めているようです。
(お知らせ)
次々更新されていく記事にもぜひご注目ください!
今後は12月に大きな交流会も開催予定です。事業の日々の様子やお知らせは
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