「まちなみ写真コンテスト」…皆さん知っていますか?
このコンテストは、福岡市都市景観賞のPR事業の一つとして2年に一度開催させています。今回で第8回を迎え、もうすでに7月下旬に作品募集が始まっています。FUKUOKA 360° DESIGN TEAMの広報担当が、このプロジェクトについてご紹介します。
応募条件はたったの1つ!『受賞作品を被写体に撮ること!』です。
福岡市内にあるランドスケープ・建築・広告・活動の4つの受賞した作品が30年の間に200以上誕生しています。
また、真新しいインスタ映えするような景観や100年以上の歴史ある建物や地域の人たちが守りつづけている文化など、バラエティ豊富な作品ばかりです。
その中でも、今回皆さんに一番伝えたいことは、これから失くなっていまう作品や変わってしまう景観についてです。
福岡市は2015年から始まった「天神ビッグバン」が着々と進んでおり、いつもは当たり前のように存在していた福岡市を象徴する建物が、次々と閉館の時期を迎えています。街いたるところで閉店の文字が入った広告を見かけます。そして、これから見慣れた景色から大きく変化していく時期に突入します。この変化するプロセスを写真に残すべきかもししれません。
今しか撮れない景観が福岡市にはたくさんあります。
例えば、イムズです。イムズは、1989年(平成元年)に開業し、景観賞では第4回、第18回に受賞しています。2021年度中には30年以上の歴史に幕を閉じ、22年度中に新築工事に着手する見通しで、2024年には皆さんの前に新しい姿を現します。
イムズは、福岡市都市景観賞と同じくらいの年月が経つんですね。2年に一度の「まちなみ写真コンテスト」なので、今しか撮れない景観かもしれません。
今日も街に出て写真を撮ってみました。
CRIKはまちづくりの事業を通じて、残していくべき文化や建物、悲しくもなくなってしまうシーンに携わることが多くあります。何が正解で何が間違いなのかわかりませんが、今回のように「写真」という形で時代の変化を大切に残していく文化は、きっと何年後、何十年後かに受賞作品の一つとして多くの人に紹介され、新しいコミュニケーションが生まれると思います。その時その瞬間にしか撮れない景観に注目して撮ってみるても面白いかもです。
まだまだ作品の募集をしています。
是非、あなたの素敵な写真をお送りください。
たくさんのご応募お待ちしています。