6月7日(日)に行われた、NPO法人福岡建築ファウンデーション主催の「MAT(Modern Architecture Tour in Fukuoka) 2015 SPRING」に参加してきました。
今回のツアー場所は「シーサイドももち」。
テーマは『海が街になるまで』ということで、
百道の近代建築と街並みを巡るツアーでした。
百道は私たちの中で、
都会に住んでいながら海を近くに感じることができる、高級感漂うまちのイメージ。
そんなオシャレなまちを見れるなんて!と、とても楽しみにしていました。
地行中央公園に集合し、
まず向かったのは、「ザ・レジデンシャルスイート・福岡」。
ロビーとギャラリーの共有部分の見学。JR九州の車両デザイン等を手掛けている、水戸岡鋭治さんデザインの椅子などが置いてあり、おしゃれな空間でした。
次に、介護付き有料老人ホーム「アンペーレ百道」。
最上階(24階)のまちを一望出来る開放感は、言葉にならないほど。
他にもホテルのようなロビー、スカイラウンジ、毎日食事が出来るダイニング等々施設が充実し(残念ながら居住空間は見れませんでしたが)、ゆったりと快適に過ごせそうな雰囲気でした。
次に、「ネクサス百道レジデンシャルタワー」。
居住者の方のお宅を拝見することができました。20年も経っているとは思えないほど素敵なお住まいに、感激しました。
オシャレな空間の中に、程よい生活感があって、
雑誌の中に入ったような、まさに「憧れの部屋」でした。
次に、「山王病院の外構」。
病院と専門学校をつなぐこの場所は、とても広い面積がとってあり、のびのびと過ごせる空間になっていました。設置してある椅子やテーブル、ランプに植木鉢がとても大きく、おとぎの国にでも行ったかのような楽しい気分になりました。
次は、「建築家通り」。
通りの両脇に、国内外の建築家8名の設計した建物が並んでいます。どれも個性的で、百道っておしゃれなまちだなと改めて感じました。
最後に入った「福岡インターナショナルスクール別館」では、故黒川紀章氏が設計した建物で、周囲の建物との調和を考えられているそうです。
実際に目で見ながら説明が聞けるこのツアー。
建築物を建てるときの背景や建築家の意志など、
ただ建物の前を通り過ぎているだけではわからなかったところが見れるツアーでした。
とても勉強になりました。
きっと、今見えている景色にも何かしらの意味があるはず!と、
今までよりもちょっとだけ周りを気にするようになりました。
実際に見た百道のまちはとても綺麗で、おしゃれで、
思っていた通りの憧れのまちでした。
次回は、秋にあるそうです。内容は検討中とのこと。
どんな建築ツアーになるのか楽しみです。